本当の気持ち

風船破裂の大失態のせいで、私の耳は、音響外傷直後のあの時に戻ってしまいました。
何年もかけて、気にならないようになっていたのに。

娘のランドセルは、店舗にいかずに済むよう、ネットで注文しました。
ですが、届いたものは糸がほつれて不良品。
交換の品も届きましたが、またほつれていて、変色まであり。
再度交換を依頼すると
「ご満足いただけそうにないのでキャンセルしてください」
とメールが届き、そのまま音信不通となってしまいました。
娘とたくさん選んで決めたランドセル、簡単にあきらめたくなかったのですが、メールを送っても返事がなく、
仕方ないのでキャンセルしました。
そして、信頼できる店舗にてランドセルを注文したのですが、大きなデパートだったため、音がすごくて、その夜はデパスを飲まずにはいられないほど、耳鳴りが酷くなってしまいました。
それ以来、また、耳鳴りがひどいのです。
今まで行けたドラッグストアやスーパーも、うるさくて苦痛です。

耳が、弱いのです。
音が、ダメなのです。
耳鳴りが、ひどいのです。
辛いのです。
不安なのです。
また、ただお店にいっただけで悪化してしまう耳で、生きていくのが心配なのです。
いつ、また酷くなるのか、怖いのです。

でも、
聞こえないよりいいじゃないか。
痛くないんだから、いいじゃないか。
死なないものだから、いいじゃないか。
生きてるんだからいいじゃないか。
自分が辛いだけだからいいじゃないか。
みんなが笑顔ならいいじゃないか。

そうやって、自分で前向きに、気にしないように、辛い気持ちを打ち消してきたけど、
だから、
自分の声を打ち消して、
辛いことを打ち消して
気持ちを打ち消して

本当は
本当は、
生きてるのが辛くて、
でも子供たちのためにそんなこと考えるのを打ち消して
でも
本当は
耳鳴りが辛いのです。
すごく、辛いのです。

何年かすれば、
また戻るかな。
もう、戻らないのかな。
耳鳴りは、我慢できる。
我慢する、自分の失態なんだから。
ただ、こんなちょっとしたことで悪化する、弱い耳で、これから生活することが怖いのです。
悪化するのが怖いのです。
子供を遊園地に連れていけない、連れていってもこんなに自分が辛くなるのが怖いんです。
運動会、発表会、その場にいられないかもしれない、頑張っていたとしてもそのあと悪化して普段の生活に戻れないほど酷いのが辛いのです。

PTAって、何なら静かに出来ますか？

長生きする夢のために、糸紡ぎの技術習得を頑張っています。
20年以上経験すれば、伝統工芸士になれて、だから未来を楽しみにするために。
だから生き続けるために。

でも辛いのです。

平気そうな顔で、自分自身にもうそついて、
今日のblogは本音の弱気。

誰にも言えない本当の気持ち。

辛くて苦しいのです。