痛い
下の子が産まれてから
『抱っこしてぇ』
『ごめんね、今おっぱい飲んでるから、終わったらね』
と言うやりとりが多いです。
でも実際は、おっぱいが終わっても、赤ちゃんを放すと泣いてしまうので、娘を抱っこしてあげることが出来ず、とても淋しい思いをさせてしまっています。
そこで、母に赤ちゃんをみてもらって、子育て支援センターに娘と行ってきました。
何かイベントがあるとうるさいので、ただの園内開放、自由遊びの時を選びました。
同じ位の子供と遊べば、少し気が晴れるかなって。
部屋には子供が多く、キーキー、ギャーギャー。
私の娘がいかに静かな子供かわかりました。
娘も、騒がしさに耳を塞ぎ、不安で固まってしまいました。
30分ほど居ましたが耐えられず(娘がかわいそうで)、外の園庭で遊ぶことにしました。
『うるさかったね、耳が痛いよ』
娘が言います。
耳が『痛い』
痛い。
ぶつけたり血が出たり、そうゆう痛いじゃなく、目に見えない音で『痛い』
その感覚って、普通の人にはわからないことだと思います。
娘が、そう感じることに、不安でなりません。
私は後天的に音響外傷で聴覚過敏になっただけで、これが遺伝する訳ではないとおもいます。
娘が、音に敏感で、痛いと発することに、私が気づかない内に音響外傷にさせてしまったのか、それとも私のせいで、お腹にいる間に過敏になってしまったのか。
私のことはどうでもいいです。
何とかします。
何とかなります。
でも娘は、これから幼稚園、騒がしい子供の中で大丈夫でしょうか・・・
運動会、
音楽の授業
発表会
とにかく色々なイベントが苦痛になってしまわないか。
自分で『キツいよ』って言えない幼い時期、ずっと一緒にいて確認して守ってあげられないのが、心配です。
どうして娘が・・・
ただ音に慣れていないだけ、だといいです。
夜中、授乳しながら
『あぁ、なんか耳鳴りひどいな』
『雨が降ってきた』
そうか、梅雨だから、耳の具合が悪いのかもしれません。
耳鳴りと過ごすのは、すごく孤独を感じます。
誰にも聞こえない。
虚しいような、冷たいような。
授乳が終わって、娘と一緒に寝る布団に入ります。
無邪気な寝顔と温かい体に、とにかくこの子が幸せに生きてもらいたい、過敏が治ってもらいたい、普通の子供と同じように楽しんでもらいたい、そう強く願うのです。